VESPA PX150改|白雪色のライド弐号機

VESPA PX150
目次

VESPA PX150

PX150|ご紹介

1198sに次ぐ、もうひとつの愛機がこちら『VESPA PX150』
レトロでお洒落なシティコミューター、ネロのセカンドバイクをご紹介します。

VESPA PX150

生産後期のPXシリーズ。排気量は150cc。EURO3対応車。カラーは純正色の「モンテホワイト」。
都会の街並みにもしれっと馴染む可愛いところがめっちゃお気に入り。そしてこのコ、実は特別な限定車なんです。

日本とイタリアの国交樹立から150年目に当たる大きな節目の年(2016年)に、両国友好の歴史を記念して造られたモデル。
その名もVESPA PX150 Anniversary

このアニバーサリー仕様はイタリアとの国交にあたる周年数にちなみ、きっかり150台だけの限定販売。

そのエヴィデンスとして、一台一台全ての機体に、金属製のナンバリングエンブレム(各機体ごとに1~150までの固有のシリアルナンバー)が配された特別な機体となっています。

画像はネロ機のシリアルナンバー(×××/150)のエンブレム(※個人情報都合上、固有ナンバーのxxx部にモザイクをかけております)

あ。ちなみに限定車とはいえ、性能は通常のPX150と同じなんです。外装がちょっと特別で、上記のシリアル入りエンブレムのほか、純正リヤキャリアがデフォルトで装着されているところくらいでしょうか。
とはいえ日本とイタリアの友好のしるしとして生まれた貴重なモデル。このコに乗り続けることで両国がよりいっそう仲良くなれるお手伝いになりますように。

PX150|スペックと特徴

1946年以来、イタリアンスクーターの伝統的なブランドとして名高いPiaggio(ピアッジオ)社の誇るVESPA(ベスパ)。そのベスパを象徴する古典的なモデルがこのPXシリーズのバイクです。

エンジンは現世で絶滅しかけている、あの憧れの2ストロークを搭載。そして空冷単気筒、吸気方式もインジェクション式ではなく、旧車マニアが萌えるキャブレター式となっております。
スチールモノコック構造の車体や、フロントの片持ちサスペンションも特徴的。
最高出力は5.8kW/6,000rpm、トランスミッションは4速、クラッチは湿式多板を採用。始動方式はセルフ式のほか、嬉しいキック式併用のため、バッテリーが充電されていなくても始動可能なめっちゃ優秀なコ。

そしてなんと言っても、国産スクーターにはありえない、レアなマニュアルシフト搭載。

ベスパ ハンドチェンジシフト
ベスパPX150のハンドチェンジシフト


↑左ハンドル部を回してギアチェンジを行うハンドシフト機構となっており、昔ながらのベスパらしさを色濃く残したレトロなモデルなのです。これ、シフトチェンジの度に、シフトレバーの存在する位置と角度も一緒に変化するんですよ。慣れるまではけっこう違和感です。
スクーターながら、MTの中型免許以上を所有していないと乗ることができない、見た目とは裏腹にたいへんスパルタンな仕様となっております。

PX150|出逢いと選んだ理由

メイン機の1198sでも普通に移動手段として隣町のスーパーに出かけたりしていたネロですが、SBKを市街地で酷使するとさすがにパーツの消耗が激しくお財布にも機体にも優しくないため、ちゃんと気軽に街乗りできるセカンドバイクが欲しくなったんです。
当初はスーパーカブC125を購入する気満々でした。でもカラーバリエーションがあまり好みのものがなく、ちょっと躊躇していた折、ツーリング先の三浦でふらっと立ち寄ったバイク屋さんにて、このコと運命的な出逢いをしました。

松田優作の『探偵物語』や映画『ローマの休日』。数々の名作に登場したレトロスタイルの憧れのベスパ。まさかこんなところで出会えるなんて。しかも、年代物なのに走行距離はたった500km程度しか回っておらず、新車のような美しさを保った外装。そしていまや絶滅してしまった、魅力的な2ストロークのエンジン。
こころから一目惚れして、その場で即決してしまいました。

PX150|ベスパ・スクーターと暮らす

VESPA PX150

ベスパを迎え入れてから、日々の暮らし方が激変しました。

★暮らし激変ポイント-その1
半径数キロ圏内を迅速かつ楽々移動できる機動性は、日々のお買い物に絶大な恩恵をもたらしてくれます。
足下が広く、コンビニフックも付属しているため、スーパーなどでちょっと多めの食材や重めの飲み物を買い込んだ場合でも安心。それでは足りない場合でも、後部座席やキャリアもあるため、工夫次第でかなりの量の荷物を運べます。

★暮らし激変ポイント-その2
あまり電車に乗らなくなりました。電車賃って、冷静に計算すると結構お高いんですよね。
たとえば今住んでいる横浜市内の最寄り駅から仕事場のある表参道駅まで電車を使うと、往復で1,400円近くかかりますが、ベスパの燃費なら往復でせいぜい300円程度。しかもドアツードアで移動できる。
朝は満員電車のストレスを避けられるし、道路が渋滞していても、すり抜けがしやすいため(もちろん危険や迷惑のない状況で、常識の範囲内でのすり抜けを心がけてます)所要時間にもほぼ影響しない。そして、なにより移動という行為自体が楽しくなります。

★暮らし激変ポイント-その3
それまで行きたいとは思っていたけれど、わざわざ行くのを億劫に思っていた場所へ積極的に行ってみたくなる。たとえば、ちょっと街外れにあるお洒落なカフェや、見晴らしのよいスポットなど。
ベスパと一緒に走るだけで、好奇心や開拓心を刺激され、日々の生活をちょっとした冒険物語に変えてくれます。

VESPA PX150 cafe
お洒落なカフェ横が絵になるベスパちゃん
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次