DUCATI SBK 1198s
ネロの愛機|DUCATI SBK 1198s
DUCATI伝統のSBK(SUPER BIKE)の名を冠したシリーズ最後のフラッグシップモデル。
2010年式ゆえ、クイックシフターどころかABSすら搭載されていない、いまとなってはもはや旧型のバイクなのですが、ネロにとって、この機体にしかない愛すべきポイントがたくさんあるんです。
まだ免許すらない学生時代からずっと憧れていたドカのスーパーバイク。ネロにとって、その憧れの象徴を全て詰め込んだ集大成の機体がこの1198sなんです。いつまでも変わらず心から大好きなバイク。
DUCATIさん、このコを創ってくれてほんとにありがとう。
DUCATI SBK 1198s|愛機の大好きなところ
DUCATI SBK の進化|最新版パニガーレとの大きな違い
現代では後継のパニガーレシリーズがフラッグシップモデルとなり、時代の進化に伴って設計が大幅に変更されました。
大きな変更点としては、トレリスフレームが廃止され、モノコックボディに。クラッチは乾式から湿式に統一され、特徴的なセンターアップマフラーも不採用、足下の排気レイアウトへと変更されました。
マシンの進化としては正解なのかもしれませんが、そのトレードオフとして、歴代DUCATI SBKを象徴する伝統のアイコンは全て排除され、個人的にはちょっと悲しいアップデートでもありました。
きっと1198sはDUCATIの歴代SBKのアイデンティティを正統に引き継いだ最後の機体。古くさい旧機体だけど「だが、それがいい。」
ボクが幼少より憧れ続けていたアイコンの集大成が詰まった、最高に貴重なこの愛機をいつまでも大切に、末永く乗り続けるんだって、こころに決めています。
白雪色のライド|Ride Neve
納車日の思い出
納車日はとある年の12月24日。
ときおり雪がちらつく、クリスマスイヴ。極寒の夜でした。
お正月休みに存分に乗りたかったので、ディーラーさんにはちょっとだけ無理を言って、年内営業日のギリギリに納車を間に合わせてもらったことを憶えてます。
待ちに待ったその日は定時きっかりに会社をあがり、カップルで溢れるイヴの夜の街を一目散に抜け、その足のまま急いで電車に乗りこみ、胸の高鳴りを抑えながらディーラーさんに向かいました。
寒空の下、月光に照らされ待っていてくれた。雪のように儚く、美しい佇まい。
愛機との出逢いは、とっても感動的な夜でした。
帰路の道中、一緒に家につれて帰れることがあまりにも嬉しくて、
寒さで悴んだ指がクラッチを切るたび、こころが幸福感で満たされていた。
これまでの人生で最高の、自分自身へのクリスマスプレゼントでした。
愛称『白雪色のライド』の由来
愛機との旅や暮らしをテーマにSNSなどで発信を行っています。
雪色の機体がいつしかフォロワーさんより『白雪』と呼ばれるようになり、これが愛機の愛称の由来となっています。
[おまけ秘話]白いボディカラーを選択した本当の理由
一般に「DUCATI=赤いカラーリング」のイメージがあるなか、1198シリーズに新たにラインナップされた、上品に煌めくパールホワイト。天使のように美しすぎるその姿に、一目で心を奪われました。
この機体に乗っていると、よく「白が好きなんですね!」と言われることが多いのですが、実はちょっと違うんです。この色を選んだ最大の理由は
大好きな紅いトレリスフレームが最も映えるボディカラーが白だったから
というのが真の理由。
でも一般的な感性の方にこの話をすると大抵『ちょっと何言ってるのか分からない😨』って言われちゃう。
これはさすがにネロがトレリスフェチ過ぎて誰にも理解してもらえないと思うので、これ以上変人と思われないよう、普段の会話ではこれに言及することなく封印しています😌なので、この記事を読んでくれたあなただけにそっとお話しする秘密です😌