東京九州フェリー 横須賀港|旅立ちの夜
祝!東京九州フェリー就航
これまで 北海道、四国、沖縄と、各離島のバイク旅を経験してきたネロにとって、目指すべき最後の離島「九州」。
とくに此処はライダーなら一度は訪れたい聖地と言われる、あの「阿蘇山」のあるエリア。
ネロのバイク旅人生において、絶対に外せない場所なのです😌
そんなことを考えていたある日、ネロにめっちゃ嬉しい情報がに飛び込んできました。
そうなんです。なんと横須賀から北九州へと直行する”東京九州フェリー”が2021年に就航されたのです!
既存の『オーシャン東九フェリー』でも関東から九州へアクセスすることは可能なのですが、いちど徳島に寄港して停泊するため、九州到着までに35時間前後もかかります。
対して『東京九州フェリー』は直行便のため、たったの21時間。比べるとめっちゃ早い。しかもネロの地元、神奈川県にある横須賀港から出発できるのです。
なにこれめっさ便利じゃん…もう(*´Д`*)このフェリーに乗らない理由が見当たらない。
ということでライダーネロはこの秋、お気軽おひとり九州おバイクぶらり旅に行ってきます😌
横須賀港|東京九州フェリー
東京九州フェリーの乗り場となる横須賀港は、横須賀駅から約2.5km、バイクでたった7分ほどの位置。
とっても交通の便が良いのです。
しかも、街中ゆえ、乗船前の買い出しがめっちゃ楽。近くにコンビニがたくさんあるんですよ。これ大事。
さすがは最近建てられたばかりの乗船場…めっさ綺麗🥺
新造船のフェリー 🛳「それいゆ」号もきらきらしてる。
九州行きの便の出港時刻は夜遅く、なんと23時45分発なんです。
そのため、暫し夜のとばりに覆われた港にて、静かに出港時刻を待つのでした😌
ロビーもとっても清潔で綺麗。
さすがは近代設計、ちょっとエアポート的に洗練されたデザインが居心地よいです☺️
乗船料金等・詳細|東京九州フェリー
今回、ネロが購入した新門司行きのチケットの詳細は下記の通りです。
人間よりもバイクの方が乗船費用が掛かるとか(*´Д`*)…
さすがはおバイク様よ🥺
ネロが購入した実際の乗船チケット🎫が画像の券です。
今回は念のため窓口でチケットを発行してもらったため、紙の控え券をいただきましたが、ネット予約の場合、乗船・ルームキーで必要となる「e乗船券お客さま控」(2次元バーコード)がスマホより発行可能となるため、とっても便利です。
人を介さずスマホだけで、予約から乗船、入室まで完結できるなんて、素晴らしいほどのハイテク時代になりましたよね☺️
ちなみにチケットのバーコードは、乗船の直前に、バイクに乗ったままの状態で係員の方に提示する必要がありますので、慌てないよう、グローブをしたままでもすぐに提示できるよう、バイクに乗り込んだ時点で事前に用意しておくことをおすすめ致します。
画像のように、ネロは乗船待機のときは毎回チケットを出し入れしやすいよう、タンクバッグの表ポケットに入れるようにしていました。
旅中は、とくに大切な紙類などをバッグやポケットに入れ込んでしまうと、レシートなどと一緒に捨ててしまったり、紛失しやすいので、常に視認把握できるところに配置しておくことをおすすめします。
船内設備|東京九州フェリー
客室 ツーリストA|東京九州フェリー
ツーリストAの客室はカプセルホテルのようなキャビネットタイプ。
二段ベッドのような室内は寝るスペースのみ。カーテンを閉めることでプライベート空間を保つことができます。
高さや広さに限度があるため、着替えをする際には少し窮屈ですが、横になって眠る分には十分なスペースです。
ネロは身長181cmですが、思いっきり脚を伸ばしても問題ない設計。
但し足下に大きめの荷物を置くとさすがに少々干渉するので、必要最低限の荷物で乗船することをおすすめします。
船内の様子|東京九州フェリー
船内のラウンジはとっても広いです。
メインのスペースには大きなビジョンがあり、テレビを観ることができます。
また、三階分のフリーフロアがあり、窓際に机や椅子が配置してあるので、暇なときはここに座ってぼーっと海を眺めることができて癒やされます。エレベーターもあるので、移動も楽ちん。
船内の売店は深夜1時まで営業していましたが、売店の営業終了後は、強制的に船内全体が消灯されます。
乗船完了時刻が深夜0時過ぎとなるため、実はあまり時間に余裕はありません。なので、お酒やおつまみを買おうと思ったらすぐに売店でお買い物をしておきましょう。
船内レストラン・メニュー|東京九州フェリー
すこし変な気分ですが、時刻的に乗船直後のレストランはすでに夜食メニューからの提供となります。
四国に行く際に乗った『オーシャン東九フェリー』との最大の違いは、ラウンジに電子レンジや自動の食品販売機がまったくないことです。持ち込んだ食品を温める設備はありませんので、もし事前に買い出しする場合は温めなくても食べられる前提のものを買っていってください。
船内は、船内の売店以外では食べ物は売っていないので、ちゃんと食事をしたい場合は主にレストランを使用することになります。
船内のレストランというと、とても割高なのではないかと思っていたのですが、思っていたよりも良心的なプライスです(画像のメニューと価格をご参照ください)
ネロは事前にコンビニご飯を買ってしまっていたのでレストランを利用しなかったのですが、もし知っていれば『夜食の酢モツと一杯やればよかった。』と、やや心残りのネロでした😌
洋上の景色|東京九州フェリー
朝焼けの空が創るグラデーションが美しい🥺
東京九州フェリーにはフロントビューの眺められる特別室があります(この部屋での飲食は不可。あくまでも眺めを楽しむことに集中するための場所みたいです)
デッキに出なくてもこの迫力あるタイタニック感を体感できる設計は、フェリーとしては割と珍しいのではないでしょうか。遠くの島を眺めながら、つい時間を忘れてぼーっとしてしまう、とっても居心地のよい空間でした。
時刻毎にうつろう大海原の壮大な景色を眺めることができるのが、船旅のよいところですよね。
和歌山県(本州最南端)付近を通過する際や、同社の復路のフェリーとすれ違うときなど、珍しいものが観られるときには、親切にも『進行方向〇側に△△がご覧いただけます』みたいな船内アナウンスが流れて、その都度教えてくれました☺️
ちなみに、どのフェリーもそうですが、洋上を航行中は基本的にネット環境に接続できません。ただ、陸地に近いところを航行する時間帯などは微量ながら電波が入るときがあるので、時々短い接続チャンスタイムがあります。
船内ドック|東京九州フェリー
バイクの乗船は、車よりも先です。壁側のバーの前に横一列に並べられ、捕縛されます。
オーシャン東九フェリーのりつりん号のような、前輪ロック機構はなく、ローギアに入れてハンドルロックをするだけなので、とくに難しいことはありません。
但し、安全基準上、航行中にはこの場所にはもう入れないので、うっかり忘れ物のないよう、バイクを離れる前にしっかりと荷物を再チェックしておくことを強くおすすめします。